2026年7月2日

「整理整頓」とは?整理と整頓の意味の違いから進め方・コツまで徹底解説

「整理整頓」と一言でいっても、実は「整理」と「整頓」は意味が異なることをご存じでしょうか。「整理」とは不要なモノを手放すこと、「整頓」とは必要なモノを使いやすく配置することを指します。

整理整頓を正しく実践すれば、探しモノの時間や移動の回数が減り、毎日の暮らしにゆとりが生まれます。

本記事では、「整理」「整頓」「収納」「片付け」の違いやメリット、基本の進め方、キレイな状態を維持するコツまでを分かりやすく解説します。整理整頓が苦手な方でも始めやすい方法や、プロに依頼するメリットについても見ていきましょう。ご自宅を快適な空間に整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

「整理整頓」とは?

「整理整頓」とは、不要なモノを取り除き、必要なモノを使いやすく配置することで、快適で効率的な状態を保つことです。家庭でも仕事でも基本となる考え方であり、日々の暮らしを快適にするために欠かせません。

「整理」と「整頓」は、どちらも「ととのえる」という意味を持つため、ひとまとめに使われやすいです。しかし実際には、それぞれが異なる行為を指しており、進める順番にも意味があります。

ここからは、「整理」と「整頓」のそれぞれの意味を見ていきましょう。

「整理」とは|いるモノといらないモノを分けて不要品を取り除くこと

「整理」とは、乱れた状態のモノから「いるモノ」と「いらないモノ」を分け、不要なモノを処分する行為のことです。

家庭の片付けに当てはめると、長年使っていない衣類や賞味期限切れの食品、読まなくなった書籍などを処分する作業などが、「整理」にあたるものです。

整理によって不要品を取り除くことで、収納スペースに余裕が生まれ、その後の整頓もスムーズに進められる土台ができます。

整理整頓を成功させるためには、まずこの「整理」から始めることが大切です。

「整頓」とは|必要なモノを使いやすい場所に配置すること

「整頓」とは、必要なモノを誰でもすぐ取り出せるように、決められた場所に正しく配置する行為のことです。整理と違って、不要品を捨てるというニュアンスは含まれず、あくまで必要なモノを使いやすく整えることに重点があります。

家庭の片付けに当てはめると、必要な食器を使用頻度別に棚へ収納する、衣類を種類ごとにクローゼットへ並べるなどの作業が「整頓」にあたります。

つまり、「整理」で不要なモノを取り除いてから、「整頓」で残ったモノを使いやすく配置する、という順番で進めることが、整理整頓を成功させるポイントです。

整理整頓を行うメリット

整理整頓は、ただ部屋がキレイに見えるためだけのものではありません。正しく実践することで、日々の暮らしにメリットがもたらされます。

ダスキンが2024年3月に実施した「おかたづけに関する意識・実態調査」では、片付けの最優先事項として「整理整頓されていること」がトップに挙げられており、多くの方が「整った状態」を暮らしやすさの基盤として意識していることがうかがえます。

ここからは、整理整頓を行うことで得られる代表的な3つのメリットを見ていきましょう。

探し物の時間が減り生活の質が上がる

整理整頓されていない部屋では、必要なモノがすぐに見つからず、毎日のように小さな「探す時間」が発生しがちです。鍵・印鑑・書類・リモコン・ハサミなど、頻繁に使うモノほど探す機会も多く、積み重ねると年間で相当な時間のロスにつながります。

一方、それぞれのモノに定位置を決めて配置しておけば、「どこにしまったっけ?」と探す手間やストレスを減らせます。朝の身支度や家事の段取りもスムーズになり、結果として家族全体の暮らしにゆとりが生まれるでしょう。

ストレス軽減やお掃除のしやすさにもつながる

散らかった部屋は視覚的な情報量が多く、無意識のうちに脳が疲れてしまい、ストレスにつながりやすいといわれています。一方、整った部屋では気持ちが落ち着き、リラックスして過ごせる空間が手に入るでしょう。

ダスキンの同調査で、片付けの最優先事項として「整理整頓されていること」がトップに挙げられていることは、多くの方が「整った空間」を心地よさの基準としていることが分かります。

さらに、モノが定位置に収まっていれば、床や棚の表面が露出するため、掃除機がけや拭き掃除もスムーズに行えます。整理整頓は、毎日のお掃除の負担を減らすという点でも、家事全般の効率化につながるのです。

無駄遣いを減らせる

整理整頓ができていないと、自宅にあるモノの全体量を把握しづらくなります。たとえば、「なくしたと思って新しい文房具や日用品を買ったら、後から同じものが出てきた」といった二重買いは、家計にも収納スペースにも影響を与えてしまいます。

また、洗剤や調味料といった消耗品であっても、在庫を把握できていないと必要以上に買い込んでしまいがちです。過剰なストックは収納スペースを圧迫するだけでなく、使い切れないまま消費期限や賞味期限を迎え、廃棄してしまうケースも少なくありません。

整理整頓を行ってモノの定位置を決めておけば、何をどれだけ持っているのかを把握しやすくなります。その結果、二重買いや買いすぎを防ぎやすくなり、無駄な出費や食品ロスの削減にもつながるでしょう。

整理整頓の進め方|失敗しない4つのステップ

整理整頓を成功させるには、正しい順番で進めることが大切です。「とにかく片付けよう」とやみくもに始めてしまうと、途中で何から手をつけてよいのか分からなくなり、挫折してしまうケースが少なくありません。

ここからは、家庭で実践できる整理整頓の進め方を、「整理」から「整頓」へとつながる流れに従って、以下の4つのステップで紹介します。

ステップ①まずは全部出す

最初のステップは、収納や引き出しの中のモノを、一度すべて取り出すことです。

全部出すことで、ご自身が今持っているモノの量と種類を正確に把握できます。「いつの間にか同じモノを何個も持っていた」という気づきにもつながり、次の仕分け作業がスムーズに進みます。

ポイントは、いきなり部屋全体を一度に片付けようとしないことです。「引き出し1段だけ」「食器棚の一部だけ」のように、小さな範囲から始めるのがコツです。

ステップ②「要・不要・保留」に仕分けする

すべて取り出したモノを、「いる」「いらない」「保留(迷うモノ)」の3つに分けていきます。このステップこそが、まさに「整理」にあたる重要な工程です。

判断に迷った時は、「1年以上使っていないモノは手放す」というルールを目安にすると、作業がスムーズに進みます。一方で、思い出の品や重要書類など、すぐに判断がつかないモノは無理に決めず、「保留」に分類して後から見直しましょう。

なお、ダスキンの同調査では、片付けで苦労することとして「モノが多すぎて収納できない」がトップに挙げられています。

そのため、収納方法より先に「モノを減らす(整理する)」段階を丁寧に行うことこそが、整理整頓を成功させる鍵となるのです。

ステップ③種類ごとに分類する

「いる」と判断したモノを、今度は種類や用途ごとに分類していきます。たとえばキッチンであれば、「調理器具」「食器」「保存容器」「調味料」といったように、似たモノ同士をまとめていきましょう。

分類する作業を通して、それぞれをどこに収納すべきかが自然と見えてきます。「毎日使う調理器具はコンロまわりに」「来客時にしか使わない食器は棚の上段に」のように、後の整頓(収納)の段階で迷わず進められるようになります。

このステップで、「使えるかもしれない」と感じて手放せなかったモノが出てきた場合は、無理に判断せず保留にし、改めて判断するのもひとつの方法です。

ステップ④定位置に収納する

分類が終わったら、いよいよ最後の「整頓」のステップに入ります。使用頻度に応じて、それぞれのモノに「定位置」を決めて収納していきましょう。

毎日使うモノは、手を伸ばせばすぐ届く範囲に置くのが基本です。一方、季節物やたまにしか使わないモノは、棚の上段や奥のスペースに配置することで、収納全体にメリハリが生まれます。

収納グッズを使う場合は、このタイミングで初めて手持ちの量に合わせて選びましょう。先に買ってしまうと、サイズが合わない・使いこなせないといった失敗につながりやすくなります。

各収納場所には、家族全員が一目で分かるよう、必要に応じてラベルを貼っておくのもおすすめです。「モノを使ったら必ず元の場所に戻す」という習慣を家族全員で共有することで、整理整頓の状態が長く保てます。

なお、暮らしの中でモノは少しずつ増えていきます。定期的に不要品を見直し、収納スペースを整え直すことで、いつでも快適な状態を維持できるでしょう。

整理整頓を成功させる3つのコツ

整理整頓は、一度きりで終わらせず、長く続けることが何より大切です。

ここからは、整理整頓を成功させ、キレイな状態を維持するために押さえておきたい3つのコツを紹介します。

どれもシンプルで、特別な道具やスキルは必要ありません。ご自身の生活スタイルに合わせて、取り入れやすいことから始めてみてください。

なお、整理整頓のコツをより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶関連記事:整理整頓のコツを押さえれば部屋の片付けがはかどる!進め方や失敗を防ぐポイントを紹介

小さな範囲から始める

整理整頓を「家全体」や「リビング全体」のような大きな単位で始めてしまうと、途中で疲れて挫折につながりやすくなります。

最初は、「引き出し1段だけ」「シンク下のスペースだけ」といった、30分〜1時間で終わる小さな範囲から始めるのがコツです。短時間で終わる範囲に絞れば、最後までやり切りやすくなります。

小さな範囲で成功体験を積み重ねることで、ご自身に合った整理整頓のコツが自然と身につくでしょう。達成感は次の片付けへのモチベーションにもつながり、結果として家全体を無理なく整えられます。

収納グッズは整理を終えてから買う

整理整頓でよくある失敗のひとつが、最初に収納グッズを買ってしまうことです。

整理を終える前に収納グッズを買ってしまうと、サイズが合わなかったり、使いこなせなかったりするケースがほとんどです。結果として、収納グッズ自体が「モノ」として増えてしまい、かえって部屋が散らかる原因になることもあります。

正しい順番は、まず「整理」で持ち物の量と種類を把握することです。「何を、どのサイズで、いくつ収納したいか」が明確になってから、必要な収納グッズを選ぶようにしましょう。

「使ったら戻す」を習慣にする

整理整頓をした状態を長く保つためには、「使ったら必ず元の場所に戻す」という習慣を身につけることが大切です。一見当たり前のことに思えますが、この小さな積み重ねが、散らかりの再発を防ぐポイントになります。

たとえば、ハサミを使ったら引き出しに戻す、上着を脱いだらクローゼットに戻す、読み終えた本を本棚に戻すなど、出しっぱなしにせずその場で完結させることが大切です。

この習慣は、ご自身だけでなく家族全員で共有することがポイントです。「どこに何があるか」を家族みんなが把握できていれば、誰が使っても元の場所に戻せます。家族全体で取り組める仕組みをつくりましょう。

ご自身で整理整頓を進めるのが難しい時は、ダスキンの「ご希望のおかたづけサービス」

ここまで整理整頓の基本や進め方、コツを解説してきましたが、「忙しくて時間が取れない」「何度も挑戦したけれど続かない」「収納のセンスに自信がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方には、ダスキンの「ご希望のおかたづけサービス」がおすすめです。専門スタッフ2名が、キッチンや居室、物置など、ご希望のスペースの整理収納を行います。

このサービスの特長は、単に片付けるだけでなく、プロの視点で「いるモノ・いらないモノ」の判断をサポートする点です。さらに、片付け後も使いやすい収納方法の提案を行うため、サービス終了後もキレイな状態を維持しやすくなります。

日々の暮らしで実践できる整理整頓のコツも合わせてお伝えするので、ご自身の片付けスキルそのものも向上するでしょう。

整理整頓に行き詰まった時は、ダスキンにご相談ください。

整理と整頓の違いを理解して、家を快適な空間にしよう

「整理」とはいるモノといらないモノを分けて不要品を取り除くこと、「整頓」とは必要なモノを使いやすい場所に配置することを指します。この2つを「整理→整頓」の順番で進めることが、片付けを成功させるポイントです。

進め方の基本は、「全部出す→要・不要・保留に分け → 種類ごとに分類する→定位置を決める」の4ステップです。さらにキレイな状態を保つためには、「小さな範囲から始める」「収納グッズは整理後に買う」「使ったら戻す」を習慣にするという3つのコツを意識しましょう。

整理整頓は、暮らしの快適さやストレス軽減、無駄遣いの防止など、毎日の生活にさまざまなメリットをもたらしてくれます。

完璧を目指す必要はありません。まずはご自身が気になる小さな場所から、無理のないペースで始めてみてください。

もし「ひとりではなかなか進まない」「プロにアドバイスをもらいながら片付けたい」という方は、ダスキンの「ご希望のおかたづけサービス」もぜひご検討ください

※お申し込みの際はサービスの内容や注意事項をよくご確認の上、お申し込みください。

  • ご希望のおかたづけサービス

    お客様の要望をお聞きしながら、ご依頼の場所をテキパキお片づけ。キッチンやお部屋・物置などの、整理収納・片づけをお手伝いします。

ページのトップへ

ページTOPへ