在宅ワークで光熱費が急上昇!
-見落としがちな「お湯の使い方」見直し術と給湯器寿命のサイン-
☞ 在宅ワークが増えてから、「以前より電気代やガス代が高くなった気がする」と感じていませんか。
光熱費が上がると、ついエアコンや暖房の使い方に目が向きがちですが、実は見落としやすいのが「お湯の使い方」です。
⇒ 本記事では、住まいのプロの視点から、在宅ワーク時代の新しい節約術と、長く安心して住み続けるための設備メンテナンスについて徹底解説します。
監修者
ダスキン給湯器テクニカルアドバイザー 河津勇司
給湯器交換企業にてガス給湯器取り付け作業を担当
これまでに施工経験数3000以上を実施。個人事業を立ち上げ、給湯器取り付け経験を積む。
現在は株式会社ダスキンにて給湯器施工及び後輩育成に従事。
目次
- なぜ在宅ワークで光熱費が上がる?「お湯の使い方」意外の盲点
- 家事の回数増と「給湯待ち」によるエネルギーロス
- 無意識に使っている「混合水栓」の落とし穴
- 【実践】今日からできる!ガス代を賢く抑えるお湯の使い方
- キッチンでの具体的なアクション
- お風呂利用での「家族の協力」が大きな節約に
- 設備を長持ちさせる!マンション・戸建ての給湯器メンテナンス
- 給湯器の効率と「熱交換器」の関係
- 交換時期を知らせる「寿命のサイン」
- 【戸建てvsマンション】住まい別・お湯回りの注意点
- 戸建て住まいの場合
- 分譲マンションの場合
- 【FAQ】お湯の使い方・節約に関するよくある疑問
- プロに頼む安心感。ダスキンの住まいメンテナンスという選択
- まとめ-賢いお湯の使い方で、快適な在宅ライフを-
住まいの衛生管理、害虫対策、防犯・安全対策など、暮らしの困りごとに関するサービス開発・品質管理を担当。生活者が安心して住まいを整えられるよう、公的機関・メーカー等の公開情報も参考にしながら、実用的な情報発信を行っています。
なぜ在宅ワークで光熱費が上がる?「お湯の使い方」意外の盲点
在宅勤務中、私たちは無意識のうちにオフィスにいた時よりも多くのお湯を消費しています。
家事の回数増と「給湯待ち」によるエネルギーロス
在宅ワークで光熱費が増えやすいのは、単純に「家にいる時間が増えるから」です。ただし、その影響はエアコンだけではありません。お湯を使う回数そのものが増えることも、家計にじわじわ効いてきます。
たとえば、こんな変化はありませんか。
・朝の身支度でお湯を使う時間が長くなった
・在宅の日は昼食を家で作るため、洗い物が増えた
・こまめな手洗いで給湯を使う回数が増えた
・寒い日や気分転換でシャワーを浴びることが増えた
・家族がそれぞれ別の時間に入浴し、追いだきを使うことが増えた
一つひとつは小さな変化でも、毎日積み重なると、ガス代や電気代の差につながりやすくなります。
⇒ 特に冬場、蛇口をひねってから温かいお湯が出るまでの「給湯待ち」の時間、給湯器はフル稼働しています。この間、ガス代(または電気)だけでなく水道代も同時に浪費されているのです。
無意識に使っている「混合水栓」の落とし穴
最近の住宅に多い「シングルレバー混合水栓」は、レバーを真ん中にした状態で水を出すと、実は給湯器が着火してしまうタイプが少なくありません。
⇒ 「冷たい水で手を洗っているつもり」でも、給湯器は作動し、配管にお湯を送り出そうとしています。これが、積み重なることでガス代のコスト増につながります。
※ 最新の「エコハンドル」仕様であれば、カチッというクリック感で着火を防げますが、10年前後の分譲物件では注意が必要です。
【実践】今日からできる!ガス代を賢く抑えるお湯の使い方
☞ 光熱費を抑える最も効率的な方法は、「給湯器の設定温度を下げること」と「着火回数そのものを減らすこと」です。
給湯器は設定温度が高ければ高いほど、着火時に強力な火力を必要とします。また、一度熱くしたお湯を水で薄めて使うのは、沸かすために使ったエネルギーをムダにしてしまう「エネルギーの二重ロス」になります。
資源エネルギー庁の「家庭の省エネガイドブック」等によると、設定温度を「42度」から「40度」に2度下げるだけで、1日にお湯を合計15分間使用した場合、年間で約2,000円〜3,000円程度の節約になると試算されています。
キッチンでの具体的なアクション
レバーの位置を常に「水」側へ
お湯を使う必要がない時は、レバーを右端(水側)に固定する習慣をつけましょう。
給湯パネルの電源をこまめに切る
在宅ワーク中、お湯を使わない時間帯はパネルの電源自体をOFFにすることで、不必要な着火を物理的に防げます。
「ため洗い」と「スクレーパー」の活用
食器洗いの際、油汚れをあらかじめ拭き取っておけば、低温のお湯でも十分に汚れが落ち、すすぎ時間も短縮できます。
お風呂利用での「家族の協力」が大きな節約に
追い炊き回数の削減
追い炊き1回にかかるガス代は約10円〜20円。小さなコストも積み重なると、1ヶ月に数百円~の差が出ます。
もちろん、小さなお子さまがいる家庭や高齢者世帯では無理のない範囲で考えることが大切です。家族構成や生活リズムによっては難しいこともありますが、可能な範囲で入浴時間を近づけるだけでも違いが出ます。
高断熱浴槽や保温シートの活用
持ち家であれば、リフォーム時に高断熱浴槽を選ぶのがベストですが、手軽な方法として保温シート(アルミシート)を湯船に浮かべるだけでも、温度低下を緩やかにできます。
節水シャワーヘッドへの交換
シャワーは手軽なぶん、つい長く使いがちです。大阪府の省エネ啓発ページでは、シャワーは1分間で約12Lのお湯が流れると紹介されています。
⇒ 節水シャワーヘッドには、シャワーの量を20%〜50%カットできる製品もあります。これは「沸かすお湯の量」を減らすため、ガス代節約に直結します。
設備を長持ちさせる!マンション・戸建ての給湯器メンテナンス
☞ 光熱費の急騰は、使い方の問題だけでなく、「設備の経年劣化による効率低下」が原因である可能性もあります。
持ち家にお住まいの方は、将来の設備メンテナンス費用の不安を解消できるようチェックしておきたいポイントです。
給湯器の効率と「熱交換器」の関係
給湯器の内部には、水を熱くするための「熱交換器」という部品があります。長年使用していると、ここに不純物やススが付着し、熱の伝わりが悪くなります。
燃焼効率が落ちると、設定温度にするまでにより多くのガスを燃焼させる必要があり、結果として光熱費が上昇します。
交換時期を知らせる「寿命のサイン」
一般的に給湯器の寿命(設計上の標準使用期間)は10年とされています。以下のサインが出ていたら、点検や交換を検討する時期です。
・温度のバラつき シャワー中、急に冷たくなったり熱くなったりする。
・異音 稼働中に「ボンッ」という爆発音や、聞き慣れない金属音がする。
・異臭 排気から生ガス臭いにおいや、焦げ臭いにおいがする。
・外観の変化 給湯器本体が錆びたり、排気口付近が黒ずんだりしている。
・エラーコードの頻発 リモコンに見慣れない数字(エラーコード)が頻繁に出る。
【戸建てvsマンション】住まい別・お湯回りの注意点
☞ 住まいの形態によって、気をつけるべきポイントは異なります。
戸建て住まいの場合
戸建ては給湯器が屋外に設置されていることが多く、冬場の「配管の凍結」に注意が必要です。配管の断熱材がボロボロになっていると、お湯を作る効率が落ちるだけでなく、漏水の原因にもなります。
分譲マンションの場合
マンションの場合、給湯器は玄関横のPS(パイプスペース)内に設置されていることが一般的です。設置できる機種に制限(サイズや排気方法)があるため、故障してから慌てて探すと、希望の機種が選べず割高なものになってしまうリスクがあります。
【FAQ】お湯の使い方・節約に関するよくある疑問
Q お湯と水を混ぜて適温にするのと、設定温度を低くするのとではどちらが安い?
A 設定温度を低くする方が安くなります。
給湯器が一度上げた温度を水で薄めるより、最初から使う温度(例38度や40度)に設定する方が経済的です。
Q 食洗機を使うのと手洗いで節約するのはどちらが効果的?
A 一般的には、食洗機を使う方が節水・節ガスの両面で効果的です。
最新の食洗機は、庫内の少量の水を循環させて洗うため、蛇口からお湯を流し続ける手洗いよりも、沸かすお湯の総量が格段に少なくなります。ただし、少量の場合は手洗いで水(または低温)を使う方がコストを抑えられるケースもあります。少量なら水で手早く洗う、多ければ食洗機に任せるといった使い分けが、最もコストを抑えられる方法です 。
Q 給湯器の掃除って自分でできるの?
A フィルター掃除は可能ですが、内部はプロに任せましょう。
浴槽内の循環アダプターのフィルター清掃はご自身でこまめに行うべきですが、給湯器本体の内部(バーナーや熱交換器)はガス漏れや火災のリスクがあるため、必ず専門業者に依頼してください。
Q すぐに交換しないといけませんか?
A 必ずしもそうではありません。
大切なのは、今の使い方でムダがないか、設備の状態に気になる点がないかを整理することです。慌てて判断するのではなく、必要に応じて相談先を持っておくと安心です。
プロに頼む安心感。ダスキンの住まいメンテナンスという選択
☞ 日々の節約努力は大切ですが、住まいの設備を最適な状態で維持することは、将来的な大きな出費を防ぐ「最大の節約」です。
ダスキンは、長年「家」という空間に深く関わってきました。私たちが大切にしているのは、単なる清掃や修理ではありません。そこに住むご家族が、「明日もこの家で心地よく、安全に過ごせる」という確信をお届けすることです。
・「最近、ガス代が異常に高い気がする」
・「給湯器から変な音が聞こえて不安」
・「プロの目で一度、水回りの健康診断をしてほしい」
⇒ そんなときは、ぜひダスキンにご相談ください。信頼の技術を持ったスタッフが、お客様の住まいの状況に合わせた最適なアドバイスをいたします。無理な営業ではなく、お客様の「安心」を第一に考えたご提案を約束します。
まとめ-賢いお湯の使い方で、快適な在宅ライフを-
☞ 在宅ワークで光熱費が上がったと感じるとき、まず見直したいのは「毎日のお湯の使い方」です。給湯は家庭のエネルギー消費の中でも大きな割合を占めるため、少しの工夫が家計に影響しやすい分野です。
大切なのは、無理に我慢することではありません。手洗い・洗い物の出しっぱなしを減らす、シャワー時間を見直す、追いだきの回数を減らす、温度設定を季節に合わせる。そうした小さな見直しを積み重ねることで、暮らしやすさを保ちながら節約につなげやすくなります。
それでも光熱費の上がり方が気になるときや、給湯器の年数・調子が気になるときは、設備の状態を確認してみるのもひとつの方法です。「まだ大丈夫かな」と迷う段階で情報を集めておくことが、毎日の安心にもつながります。
1.設定温度を適切に下げ、無駄な着火を予防する。
2.設備の「寿命のサイン」を見逃さない。
3.プロの点検を活用し、大きなトラブルを未然に予防する。
⇒ この3つのステップで、家計を守りながら、長く愛着を持って住み続けられる住まいを維持しましょう。少しでも気になることがあれば、お気軽にプロの知恵を借りてみてください。
この記事が、皆様の快適な在宅ライフの一助となれば幸いです。
今後も住まいのメンテナンスや安心・安全に関するお役立ち情報をお届けしますので、このサイトをブックマークして、いつでもチェックできるようにしておいてくださいね。
※掲載されている情報は、発表時点のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。掲載する文書・写真・イラスト・動画・ソフトウェア・リンクその他各種情報等は、当社が全ての情報の正確性および完全性を保証するものではありません。当社は、当サイトに掲載する内容の全部または一部を予告なく変更する場合があります。ただし当社が当サイトを更新することをお約束するものではありません。また、当サイトにリンクが設定(当サイトからのリンクも含む)されている他のサイトから取得された各種情報によって生じた損害についても、一切の責任を負いません。
監修者
ダスキン給湯器テクニカルアドバイザー 河津勇司
給湯器交換企業にてガス給湯器取り付け作業を担当
これまでに施工経験数3000以上を実施。個人事業を立ち上げ、給湯器取り付け経験を積む。
現在は株式会社ダスキンにて給湯器施工及び後輩育成に従事。





